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ごまかし、ごまをする、胡麻の語源

2025-01-15

ごまの起源はアフリカのサバンナ地帯だと考えられています。
その後、長い年月と交易の歴史を経てアジアへ渡り、日本にも伝わりました。
今日では和食に欠かせない存在となり、調味料としても食材としても、すっかり日本の食文化に溶け込んでいます。

日本の風土や食生活にこれほど自然に根づいたのは、ごまの香ばしさや保存性、栄養価の高さなどが、日本人の味覚と体質に合っていたからかもしれません。

言葉の中にも生きる「ごま」

ごまは料理だけでなく、日本語の中にも深く根づいています。
たとえば、「ごまをする」という言葉。
相手にへつらう、取り入るという意味ですが、もとは「すり鉢でごまをする」際、すり鉢の内側にごまがベタベタとくっつく様子からきたとされています。

また、「ごまかす」「ごまかし」という言葉も有名です。
これは、質素な料理でもごまを加えることでおいしく見せたことに由来するといわれます。
つまり「ごまの香りや見た目で、実際よりもよく見せる」ことから、「取り繕う」「人をあざむく」という意味に転じたのです。

さらに、「胡麻胴乱(ごまどうらん)」という江戸時代のお菓子が語源だという説もあります。
小麦粉にごまを混ぜて焼き、膨らませた中が空洞になっているお菓子で、これを「胡麻菓子」とも呼びました。
中身が空であることから、「中身がない」「見せかけだけ」といった意味に使われるようになったといわれています(『広辞苑』より)。

これらの言葉は現在ではあまり良い意味では使われませんが、もともとはごまが生活に密着していた証拠でもあります。
かつては高価で貴族や上流階級しか口にできなかったごまが、いつの間にか庶民の生活の中に根づき、言葉の比喩としてまで使われるようになった。
そこには、ごまが日本人の暮らしにいかに深く浸透してきたかを感じ取ることができます。

「胡麻」という漢字の由来

「ごま」は漢字で「胡麻」と書きます。
この「胡」という字には、「中国の西方にある異国(ペルシャなど)」という意味があり、「胡の国から伝わった、麻の実に似た植物」というのが語源だとする説があります。
つまり、「胡麻」とは「ペルシャから渡ってきた麻のような実」という意味だったのです。

ただし、この語源には他にも諸説があり、はっきりとは分かっていません。
しかし、古代の交易ルートを思い浮かべると、ごまがいかに遠い国々を旅して日本にたどり着いたかを想像するのも楽しいものです。

健康とともに歩むごま文化

ごま(ゴマ/胡麻)

食として、言葉として、文化として。
ごまは古代から人々の暮らしとともにありました。
そして現代では、その栄養価と抗酸化力の高さが改めて注目されています。

健康維持を支えるサポート成分として、セサミンをはじめとするごま由来成分を日常の食事やサプリメントなどから上手に取り入れることで、昔ながらの知恵を現代の健康づくりに生かすことができます。

※本記事は、歴史・文化・健康に関する一般的な情報を紹介するものです。
疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。