活性酸素、その本当の役割

⚖️ 活性酸素は本当に悪者なのか
「活性酸素」と聞くと、強い毒素のように感じるかもしれません。
しかし本来、それは決して悪玉ではないのです。
活性酸素には、体内に侵入した細菌やウイルスを攻撃し、排除するという大切な防御機能があります。
その強力な酸化力によって、私たちの体を病原体から守っているのです。
ただし、それは「ごく微量であれば」という条件付き。
適度な量の活性酸素は、むしろ健康維持に欠かせない存在だといえます。
🧬 白血球と活性酸素の働き
細菌やウイルスと闘う代表的な免疫細胞に「白血球」があります。
この白血球は、戦うときに自ら活性酸素を発生させて攻撃しています。
いわば、体内の“天然の殺菌兵器”なのです。
とはいえ、活性酸素が無制限に働くわけではありません。
体内にはその活動を抑制する仕組みも備わっており、通常であれば必要な分だけ発生し、自然に制御されています。
🌍 現代は「過剰発生」の時代
ところが、現代社会ではこのバランスが崩れがちです。
過労やストレス、睡眠不足、喫煙、紫外線、アルコール、食品添加物、さらには大気汚染や環境ストレスなど、私たちのまわりには活性酸素を過剰に発生させる要因が溢れています。
こうして「必要以上に生まれた活性酸素」が、健康な細胞までも攻撃してしまうのです。
その結果、老化が早まったり、生活習慣病の引き金になったりします。
💥 オキシドールが教えてくれること
身近な例で言えば、消毒薬の「オキシドール(過酸化水素)」があります。
傷口に塗ると白い泡が立ち、細菌を殺菌しますね。
あれはまさに活性酸素の力を利用したものです。
しかしその力があまりに強いため、細菌だけでなく周囲の健康な皮膚まで傷つけてしまうことがあります。
そのため、現在ではあまり使用されなくなりました。
この例からもわかるように、活性酸素は「量」がすべて。
適度なら味方、過剰なら敵
まさに諸刃の剣(もろはのつるぎ)のような存在なのです。
🌿 抗酸化力でバランスを取り戻す
現代人が健康を保つためには、過剰に発生した活性酸素に対抗する「抗酸化力」が欠かせません。
抗酸化物質は、体内で活性酸素の働きを抑え、細胞を守ります。
その代表が、セサミンをはじめとするゴマリグナン類です。
ゴマに含まれる天然成分が、私たちの体のバランスを支えてくれるのです。
ほんの一粒のゴマにも、自然が与えた「抗酸化の力」が宿っています。
毎日の食卓に少しずつ取り入れることで、健やかな未来を支える第一歩になるかもしれません。


