多くの病気の背景に潜む「活性酸素」の影響

生活習慣病の原因として知られる「過労」「睡眠不足」「食生活の乱れ」「ストレス」などは、同時に“活性酸素を発生させやすい要因”でもあります。
そして近年の研究では、活性酸素は生活習慣病だけでなく、さまざまな難病・慢性疾患の発症や進行にも関わっていることが分かってきました。
アルツハイマー型認知症と酸化ストレス
アルツハイマー型認知症の患者の脳を調べると、通常より多くの「過酸化脂質(酸化された脂質)」が確認されることがあります。
脳は肝臓に次いで酸素を大量に消費する臓器であり、その分、活性酸素が発生しやすい環境にあります。
つまり、脳の酸化ダメージが蓄積することで、神経細胞(ニューロン)に障害が起きやすくなり、記憶や判断力の低下などにつながる可能性があると考えられています。
パーキンソン病・ダウン症などとの関係
アルツハイマー型認知症と同様に、パーキンソン病やダウン症などの神経疾患でも、細胞の脂質が酸化している兆候が報告されています。
神経系は非常に繊細で、酸化ストレスに弱いため、活性酸素によるわずかな影響でも細胞の働きが低下しやすいのです。
皮膚や目にも影響を与える酸化ストレス
皮膚の炎症を引き起こすアトピー性皮膚炎や、加齢に伴う白内障などの疾患も、活性酸素が関係していると考えられています。
アレルギー疾患の増加は、環境汚染やストレスなどの外的要因に加え、体内の酸化ストレスが増えていることが一因とみられます。
また、糖尿病や痛風なども、体内での酸化ダメージが病気の進行を助長するとされ、いまや“酸化”は多くの病気の共通リスクとして注目されています。
抗酸化力を保つことが、健康維持のカギ
こうした研究からも分かるように、活性酸素を「完全に取り除く」ことはできなくても、増やしすぎない生活習慣と抗酸化力の維持がとても大切です。
抗酸化作用を持つ栄養素としては、ビタミンE・ビタミンC・βカロテン・ポリフェノールなどがよく知られています。
さらに、ゴマに含まれる「セサミン」や「ゴマリグナン」などの天然成分も、体内で発生した活性酸素を穏やかにケアする素材として注目されています。
忙しい日々の中で食事だけでは補いにくい場合、こうした成分を配合したサプリメントを健康維持のサポートとして取り入れるのも一つの方法です。
※本記事は健康に関する一般的な情報を提供するものであり、特定の疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。
※サプリメントはあくまで食生活を補うものであり、バランスのとれた食事を心がけましょう。


